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第26回 複合災害に対するBCPの必要性

皆さんは複合災害という言葉をご存知ですか?
複合災害とは、二つ以上の災害が同時期に発生することを言います。例えば今ですとコロナウィルスと豪雨、コロナウィルスと地震等があげられます。
複合災害が発生した場合、より被害の深刻化が懸念され復旧も長時間かかってしまうかも知れません。
地震や火災、津波 豪雨 台風 土砂崩れなども同時に起こりうる複合災害です。
複合災害の組み合わせは多種多様なので、その地域のハザードマップや過去にどのような災害がおきているかを参考に想定できるあらゆる組み合わせの複合災害を洗い出し,対策を検討する必要があります。

そのために必要なのがBCP(事業継続計画)やERP(災害時初期行動)です。
例えば、地震に対するBCPが策定してあるとして想定される複合災害を洗い出し
それについてはERPを策定する。などです。

BCPやERPを策定したら、それに沿った防災訓練を行うことも重要です
最低でも年に1回、出来れば年に3~4回が理想です。まずはシナリオを作って、全員に公開した訓練を行い、次はシナリオを非公開にした訓練を行います。
もちろん訓練後の検証も必要で、問題点や改善点などを話し合い現実味のある対策にしていかなければなりません。
また、避難経路や避難場所を予め確認しておく必要があります。
3密を防ぐため、今までとは避難場所も変わってくる可能性があります。
もし分からなければ自治体に問い合わせてみて下さい。
避難するか、社内に留まるかは非常に重要な判断になります。その時の状況に応じて決断をしなければなりません。
可能であれば、避難所までの経路を歩いて注意すべきところなどを検証してみてください。

もう一つ重要なのが備蓄品を用意しておくことです。
ライフラインの復旧や支援物資の到着までには一般的に3日程度かかると言われています。ですので余裕をもって3日以上の備蓄が必要にになります。

もし、防災グッズなどの備蓄品を一切準備しないなど企業が安全確保を怠っていたことが原因で従業員に被害を与えた場合、「安全配慮義務違反」として法的に責任を問われて従業員に損害賠償を支払わなくてはいけなくなります。(東京都帰宅困難者対策条例による)各自治体によって違いますのでご注意ください。

複合災害は多種多様な組み合わせがあるため予測が非常に困難です。
それぞれの地域の特性を考慮したうえで対策を検討していただければと思います。

最後に、アプリを2つご紹介させていただきたいと思います。
1つは、「全国避難所ガイド」もう一つは「東京防災」です。どちらも無料ですのでいざという時のために入れておいていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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