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  1. BCPにまつわる話 千葉賢治
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第34回 商店街のBCP

全国各地にある商店街や複合商業施設、皆さんもよく買い物に行かれていると思います。
もし、買い物中に災害が発生したら?
そんなことを考えながら買い物をする方は少ないでしょうね。
しかし、災害はいつ起きるかわかりません。
しかもコロナ禍でもあります。複合災害は免れないでしょう。
小売り業の経営者は災害時、自社の従業員、お客様を守るのは責務です。
防災対策、訓練、日頃から実施しているでしょうか?
帝国データバンクによる、2020年5月時点におけるBCPに対する企業の意識調査に
よると、BCPの策定率は大企業で30%、中小企業で13.6%、小規模企業にいたっては
7.9%という低い水準にとどまっています。
以前、ある大手企業の営業所に務める方とお話しをする機会がありました。
BCPのお話をさせていただいたところ、「本社がやるでしょう」、「この営業所は人数が少ないから大丈夫」という返事でした。
それは違います。そもそも本社は本社のBCPを策定します。営業所はそれぞれBCPを策定し、報告し本社との連携を図るのが本筋ではないでしょうか?
それに、災害対策、BCPの策定に人数の多い、少ないは関係ありません。
商店街に軒を連ねる小売業、商業施設のテナントが、よりBCPが必要ではないか?と思います。リソースに限りのある中小企業では、BCPの策定に人員や時間、費用を割くことがどうしても難しいというのは理由の一つにあるかもしれません。

そこで利用したいのが、自治体の助成金です。一部の自治体では、BCPの策定促進のために助成を設けています。たとえば、東京都では東京都中小企業振興公社が「BCP実践促進助成金」と題して、BCP実践のための設備等の導入に要する経費の一部を助成してくれます。あくまで自治体単位での助成にはなりますが、こうした制度がないか一度調べてみるのもいいとおもいます。商店街、商業施設で災害対策において最も重要なのは、情報の共有です。避難場所、避難経路、災害発生時の危険個所など。普段なんとなく歩いているところも災害時には危険を伴う場所があることを忘れてはいけません。

ここで、ある商店街のBCPに関する事例をご紹介しておきます。

商店街全体で取り組む効果的なBCP

当商店街では、「商店街BCP掲示板」を作り、さまざまな情報を盛り込んでいます。この掲示板 は、商店街の店舗やその従業員に判りやすくBCPを説明するためのツールです。これは、街路にある従来の防災マップを改良したものです。必要な情報を商店街でひとつにまとめれば、店舗ごとの BCPを作成する際に、共通する部分が活用できるため効果的です。掲示板に掲載している情報は 「緊急事態直後の行動の目安」「被害想定」「商店街防災マップ」「主要な連絡先一覧」「備蓄品保管場所と品物リスト」などです。

これは、愛知県にある商店街でBCPに取り組んだ事例です。

全国の商店街のみなさま、自社や従業員、お客様を災害から守る為、BCPに取り組んでみてはいかがでしょうか?微力ながら私もご協力させていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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