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リスクマネジメントの専門知識・事例を学ぶ

リスクマネジメント・ラボ


第6回 2007年9月
「火災への備え」

第5回 2007年8月
「食のリスクコントロール・2」

第4回 2007年7月
「食のリスクコントロール・1」

第3回 2007年6月
「外資系企業での働き方」

第2回 2007年5月
「必ず来る?こない?地震への備え」

第1回 2007年4月
「空き巣に御用心」

著者プロフィール

 中村 宏一  


「リスクマネジメントの王道」ネタ「安心・安全・快適に生活する方法」も4回目になりました。
日常生活を営む上で様々なリスクが発生しますが、その大部分はちょっとした心がけと、予め適切な知識を持っていれば回避可能な部分も多いと信じます。この記事を読むことによりリスクに対する心構えとなり、いざという時にあわてずに対処する助けとなれれば幸いです。

なお、このシリーズの取扱い対象は個人及び家族の単位までとします。

第4回 食のリスクコントロール・1
-ファーストフード利用のリスクコントロール-

筆者はいわゆるジャンクフードが大好きです。
一般に「ジャンクフードは健康に悪い」とか、漠然と「体に良くない合成物質が添加されているのではないか」とかの不安に陥ります。しかしながら一般の店舗で販売されている限り、食品衛生法が適用され、直接的な危険はないとも言えますし、食べる事が悪いとは主張しません。
ここでもリスクコントロールの考え方を応用すれば、予め正しく理解した上でならば納得して楽しめるはずです。その様な観点から、今回はジャンクフードなる食物を正しく理解する事を目的にまとめました。

■ジャンク
ここで一応、ジャンクフードのジャンクの言葉の意味を整理しておきます。
【本来の意味】
「がらくた」、「屑」、「役にたたない程、壊れた状態」の意味で使われます。

【類似語】
●ジャンク品:故障、破損等の理由で、製品本来の性能は発揮できない状態だが、パーツを取り出して再利用可能な物。
古くは、アマチュア無線家、最近ではパソコンの自作マニアが秋葉等の電脳街で入手します。
●ジャンクフード:単に空腹感を満たすことを目的とした、安価で、簡便な食品の事。
筆者は、ファーストフードも含まれると考えます。

■ファーストフード
そのまま食べられる、手早く調理して食べられるメニュー、予め途中まで調理して温めるだけで食べれる食物をファーストフードといい、その様なメニューを提供する店舗自体まで含めて呼びます。
【特徴】
●一般には、フードチェーン店が提供する、安価で、手軽に食べられる、高カロリー食品のメニュー
●メニューは手軽に、短い時間で食べられる為、過剰摂取となり、高血圧、肥満の生活習慣病の危険がある

海外で見かけた屋台?です。
お菓子を売っていました。

■日本的なファーストフード
① 主に過去
実は江戸時代より、城下町経済と町人文化の発達により、ファーストフードの原型といえなくもない軽食販売の移動店舗がありました。
それは、時代劇で見かける屋台です。
●ソバ
●うどん
●寿司
等が販売されていました。
② 現代
●駅の立ち食いソバ屋
●牛丼屋: 「早い」、「安い」がキャッチフレーズなので、文字通りファーストフード=ジャンクフードの条件を満たしています。
●他にチェーン店のラーメン屋
●同じくチェーン店のカレーショップ
も含まれます。

■手軽に早く食べれる(作れる)メニュー
実は昔から、手軽に作れるという面では同じようなメニューが存在している事にお気づきでしょうか?

【加工食品】
●缶詰
●レトルト食品
●インスタントラーメン
●カップラーメン
【麺類】
●うどん
●そば
●ラーメン
【丼物】
●勝丼
●親子丼
●牛丼
【その他】
●おにぎり

■味覚
●欧米人:甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱいの4つ。
●中国人:上記4つに、苦いが加わる
●日本人:更に、うま味、渋味が加わる。
日本人が好きな「うま味」という味はグルタミン酸ソーダの味です。

出典:『常勝経営のカリスマ/藤田 田語録』
発行:㈱ソニー・マガジンズ  参照

■ジャンクフード=ファーストフードの特徴
手軽、安価、短い時間で食事が可能な食品を作る為に、幾つかの特徴があります。
●短時間の調理が可能な様に、油で揚げる品が多く、高カロリーとなる。
●カロリー源と比較すれば、他の栄養素は不足気味となる。
●短時間での食事でも味覚を刺激するために、食塩等大量に使用して味は濃い目に調理される。
●食感(口当たり)がよく、食べ過ぎてしまう。

■食べ過ぎによる不都合
たいへん食感がよく、おいしい為に食べ過ぎてしまうことにより、幾つかの不都合が起きる可能性があります。
●一般にカロリーが高い為、肥満、糖尿病といった、生活習慣病にかかりやすくなる。
●栄養摂取が偏ってしまう。
●味覚が偏ってしまう。
感じる味覚が単純化され、強い味にしか反応しなくなる。

特にジャンクフードでなくとも、昔からの健康食であっても、偏った食事ばかりしていては同じ問題がおこる事を指摘しておきます。

■食品衛生法
ジャンクフードに限らず店頭で手に入る食物を理解するには、最低限食品衛生法は抑えておくべきでしょう。ここでは最低限抑えておきたい3項目を解説します。

どのような法律
飲食によって生ずる危害の発生を防止するための法律である。食品と添加物と器具容器の規格・表示・検査などの原則を定めています。
表示
食品には対象食品の内容の情報を記載した、表示が義務づけられています。

【表示対象食品】
表示対象包装容器に入れられた加工食品全般
(一部生鮮食品も含みます)

【表示すべき事項】
●名称
●使用添加物
●保存方法
●消費期限又は賞味期限
●製造者氏名
●製造所所在地等
●遺伝子組換え食品
●保健機能食品の表示

食品の日付表示:消費期限、賞味期限の違い?
●現在食品の日付表示は、平成7年から製造年月日(又は加工年月日)から
期限表示へと切り替わりました。
●期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。
製造者が独自の判断で、安全で品質が確実に保たれる範囲で独自に設定します。
未開封の包装容器に入った製品が、表示された保存方法に従って保存された場合が前提。

■消費期限、賞味期限の違い

消費期限とある食品は、早く食べてしまいましょう!
アイスクリームは、基本的に痛まないので、無表示でOKとの事です。

*ここでの解説は専門書籍からの引用ではなく、専門家の方からの口頭による情報提供と、筆者の記憶からまとめた内容だということをお断りしておきます。

■最後に
いかがでしたか、今回もまた少し毛色の変わった内容ですが、安心=納得した上での食生活も立派なリスクコントロールの筈です。今回はジャンクフードなる食物を正しく理解?して、納得した上で楽しむ為にまとめました。
筆者はこれから、モスバーガーの「照り焼きチキンバーガー」を「オニオンリング」とのセットで購入して、ゆっくりと時間をかけて楽しむとします。読者の方々のお役に立てれば幸いです。


☆今後の予定

第5回 食のリスクコントロール・2 -インスタント、レトルト食品-
筆者もまたインスタントラーメンやカップ麺を多食した時代があります!とても簡単でしかも安いのでITエンジニアには必須のアイテム?なのですが、腹がもたれる、栄養が偏る等の不都合もあります。今回も軽い気持ちで解説します。

第6回 火災への備え
今回は防災関連情報には欠かせない火災がテーマです。火災対策は防ぐことと、起きたときの対策に分けられますが、私の防ぐ対策は主に人間の注意によるのではなく、装備によるものが主となります。例えば、差込プラグにゴミが付着しておこる「トラッキング」現象火災は、プラグのメンテナンスと普段からの注意ではなくて、「トラッキング」現象対策プラグを使用する、といった具合です。御一読下さいませ。

タイトル、順番、内容は読者の御意見等で変更となる場合もありますので御了承下さい。

以上毎月1回、残り2回でお送りします。