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第52回 繰り返されるネット炎上…防ぐ為の社員教育とは?

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ソルナ株式会社

最近、またまた話題になってしまっているSNSによるネット炎上。
なぜなくならないのか?なぜ繰り返してしまうのか?
またも起こってしまったネット炎上事件から、改めて社員・従業員のネットリテラシー教育の必要性を考えてみたいと思います。

飲食店が訪れた芸能人をTwitterでディスって炎上

今年の1月、大阪にある飲食店が自店に芸能人が訪れたことをTwitter上に投稿しました。
訪れた芸能人と店のスタッフが写った写真と共にあげた投稿内容はそれだけでは特に問題は無く、よくあるTwitterを使った店の営業活動といえるものでした。

しかし、この投稿を発信した飲食店自らがリプライ(返信)した内容が問題でした。

その内容とは「マイク、カメラが無かったら面白くない奴だった」というもの。
この内容に対して、言われてしまった芸能人の方が削除依頼をしたのですが、飲食店側はまたも芸能人の方を馬鹿にしたような態度でTwitter上で返信したことで、「何様だ」という意見が瞬く間にネット上に広まりました。

そしてこの飲食店が芸能人を何度もディスった(侮辱する)投稿を行った結果、あまりに問題が大きくなったことを危惧した芸能人の方が「もうやめましょう」と炎上の火消しを試みますが、もはや止められる段階ではなかったようで、問題の飲食店には1日1,000件以上の電話がかかってくるようになり、ついに投稿した飲食店の社長が謝罪をしましたが、ネット上では飲食店への批判の声は一向に止まず炎上の沈静化は全く見えない状態になってしまいました。

ネットリテラシーの欠如によって会社・店舗の評判はすぐに悪くなる

今回炎上してしまった投稿を行っていた飲食店の店長は「SNSは軽い気持ちでやっていたらだんだんのめり込んで過激になっていってしまった」と話しているようです。
確かに芸能人や有名人でも無い一般人が、普通の内容をSNSに投稿していてはなかなか注目を集められず、反応を求めるあまり過激になってしまう気持ちは分かります。

しかし本人は冗談のつもりでも、それを見た人達が「冗談じゃない」と思ってしまったら、もう止めることもできず、何を言っても逆効果という状況になってしまうのがネット炎上です。
特に恐ろしいのが悪評の広まる速さで、今回も問題の投稿から2週間後にはネット上に批判の嵐、お店には大量の電話、テレビの取材も来てしまう状況になっていてもはや通常の営業ができているとは思えません。

今まで何年、何十年と積み上げてきたものが、数週間、時には数日で崩れ去ってしまうこともあります。
そして原因は必ずいつも同じです、ネットリテラシーが欠如した社員による浅はかな行動です。
しかし逆に考えれば、徹底したネットリテラシー教育ができれば炎上を防ぐこともできるはずです。

炎上対策の方法とは

ここまでネット炎上が繰り返される状況を考えると、ただ頭ごなしに「SNSに炎上するようなことを投稿するな!」と言うだけではネットリテラシー教育としては不十分なのではないでしょうか?
だからといって、どのような書き込みに対して具体的にどのようなリスクがあるのか?というようなきめ細かい教育を行うのは、専門の知識も必要ですし、時間もかかります。

そういった場合には弊社の「炎上検定」をご検討ください。。これは今までにない業界初のサービスで、専門的な知識と経験による不適切な書き込みでのリスク学習はもちろんのこと、一度きりの学習ではなく節目節目の継続学習により、学習したことを忘れたということを防ぎ、また理解度テストや受講した社員本人による合意書へのサイン等により高い意識を継続して持ってもらうような工夫もされています。
社員のネットリテラシー教育に悩んでいる場合は、一度お気軽にご相談ください。

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