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  1. BCPにまつわる話 千葉賢治
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第16回 「BCPの運用」

BCPにまつわる話

千葉賢治氏

皆さんの会社では、もうBCPの策定は終わっているでしょうか?

BCPは策定して終わり、ではありません。
日常業務に落とし込み、常に災害に備えながら日常業務を行うことが重要です。

これがBCPの運用ということになります。

BCPを実効性の高いものにしようとするならば、災害時にBCPを利用して実際に復旧活動にあたる従業員が、BCP運用に対して理解を深めて真剣に取り組む必要があることはいうまでもありません。

そのためには、BCPに関する訓練や教育が積極的に行われるとともに、BCP運用に対する経営者の前向きな姿勢が、会社の文化として定着することが重要になってくるのです。
BCPの運用は会社が存続する限り継続されるべき活動であり、維持・更新と、教育・訓練・研修を継続的に実施しながら、BCPを会社に定着させることが重要となってきます。

では、具体的には何をしなければいけないのか?

まずは、従業員の方にBCPについて深く理解してもらう必要があります。
そのためには、教育、研修、訓練は必須です。もちろん、経営層の方が詳細に理解していることは当然のことです。

災害時、どのような行動をとらなければいけないのか詳細に理解している必要があります。

例えば、応急処置のやり方や避難の際1人では行動せず何人かでまとまって避難する、
避難所までの道順、安否確認の方法などの情報共有は不可欠です。

また、日々変化する会社の内部環境や外部環境にも注意しなくてはいけません。

内部環境においては、入社、退社など人の入れ替わり、部署の変更などがあった場合には

更新をして、常に最新の情報にしておいていただきたいと思います。

社内避難経路を設定し倒れそうなものはないか、邪魔なものは置いてないかなど定期的に確認することも忘れてはいけないことの一つです。

災害はいつ起きるかわかりません。いろいろな状況を想定し対処方法を検討してください。

外部環境においては、取引先や周辺住民、自治体との密な連携が必要です。

取引先との緊急時の連絡方法、情報共有、相互支援協定の締結などを行って、定期的に

見直し、更新をしていって下さい。

CSR活動についても、周辺住民の方々や自治体の方と意見交換などをして、会社としてできることをすり合わせみてはいかがでしょうか?

災害対策において、BCPは必要不可欠です。

冒頭にも書きましたが、実用性のあるBCPにしなければ何の意味もありません。

会社や従業員、その家族を守る為、あるいは経営戦略の一つとして考えていただければとおもいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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